USになると、通常攻撃、スキル1、スキル2が全て変わり、使用感が大きく変化する。
特に、非オーバーヒート搭載機から、オーバーヒート搭載機への変化が一番大きなポイント。
通常攻撃は倍率が130%から110%に落ちる代わりに、沈黙状態の相手には160%の倍率で攻撃できるようになった。
沈黙ではない相手への倍率は下がっているし、パウラー自身、相変わらず沈黙付与の手段を持ってないので、強化と見るか弱体化と見るかは微妙な所。
特効の成立には他の機体のサポートが不可欠だが、成立させてしまえばスキル1と同じ威力で攻撃できるのは良い。
沈黙は2ターン継続し、さらに人気の高い強襲型スーツ
ヘルマスターブレイダーが沈黙付与のスキルを持っているため、状態異常特効の中では使いやすい部類である。
スキル1は
ニミュエのスキル1と同じヒットライン。
SSS以下の狙撃型スーツには無かった、横一文字の範囲攻撃である。
通常攻撃が当たる位置にいる敵1体を対象に選び、その対象の左右に7マスずつ、まっすぐに伸びる効果範囲を作る。
倍率は進化前と比べると大きく下がり、消費MP、再使用時間共に悪化してしまっているが、水平方向に攻撃できる様になったのは大きく、従来通りの範囲攻撃である通常攻撃やスキル2と組み合わせて、戦い方の柔軟性が大きく上がる。
また、このスキルには
必ず命中するという特殊効果がある。
狙撃型スーツは命中のステータスが高いので、必中効果は砲撃型ほど嬉しくないが、シミュレーターなどでは狙撃型でも命中率100%にならない状況が出てくるので、やはりありがたい効果である。
スキル2は沈黙特効のオーバーヒート系スキルに変わった。
進化前に比べて威力は上がるが、消費MPと再使用時間が悪化し、使用後に通常攻撃もスキルも使用できない状態異常にかかってしまう。
この状態異常は
メイディーのスキル1や
ジニーの覚醒スキルで治療可能。
肝心の威力の方は220%と高めで、相手が沈黙状態であれば320%まで上がる。
チーム内に沈黙付与の出来る機体があり、MPに余裕があるなら特効を狙ってみても良いだろう。
パウラーはスキル1による柔軟性と、スキル2による対ボス性能を備えたオールラウンダーであると言える。
クリティカルダメージの値が高いので、攻撃が低い機体にしては与ダメージの期待値も高い。
沈黙特効でチームを組む場合は、狙撃枠の最有力候補に入るだろう。
ヘルマスターブレイダーが、「沈黙特効の成立のために」スキル1を使えるほどMPに余裕があるステージでも出番があるかもしれない。
ただし、クリティカルダメージ以外のステータスは低めにまとまっており、スキル1の横範囲攻撃も唯一無二のスキルではなく、ランダム進化、あるいは固定進化で、横範囲攻撃持ちの機体が手に入った場合、敢えてパウラーを使う理由は多くない。